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「ユーザーからはシステムのユーザー インタフェイスがシステムとして認識される」という法則

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「ユーザーからはシステムのユーザー インタフェイスがシステムとして認識される」という法則 (長っ!) というのを思い付いた。

例をあげてみる。

電器屋に置いてあるテレビジョン放送を観るための家電。あれのことを「テレビ」と呼んでいる人が多い。

私は、あの器械を「テレビ」と呼ぶことには(いささ)か抵抗がある。

「テレビ」即ち「テレビジョン」というのは、本来の意味としては、「放送や通信によって遠方へ映像を送る技術またはシステムのこと」であって、「テレビジョン受像機」のことではないからだ。

しかし、ユーザー側の視点では「テレビ」というのは「テレビジョン受像機」のことなのだ。その視点から言えば、「テレビジョン受像機」=「テレビ」でなんら間違っていない。

つまり、「ユーザーからはシステムのユーザー インタフェイスがシステムとして認識される」という法則によって「テレビ」と呼ばれているという次第。

別の例をあげてみると、「電話」の場合も同様だ。

本来「電話」というのが遠隔通話技術またはシステムを指す言葉であるにも関わらず、ユーザーにとっての「電話」は手元にある電話機のことだ。

ユーザーは、電話機を「電話」と呼び、「電話機=電話」と認識する。

上記の法則に従えば、「ユーザーにとってのシステムの仕様」=「ユーザーとシステムの境界 (ユーザー インタフェイス) の仕様」ということになる。「ユーザーにとっての仕様を決めること」=「ユーザー インタフェイスを決めること」だ。