.NET Framework ライブラリのソース コードが部分的に利用可能になったのでやってみた。
これは、Visual Studio 2008 からデバッグ時に .NET Framework ライブラリのソース コードが参照できるようになったものだ。
詳しい手順は、以下に載っている (英語)。
上記の手順によれば、先ず、Visual Studio 2008 QFE という Hotfix をインストールすることになっている。
だが、これは「このソフトウェア更新の対象製品はこのコンピュータにインストールされていません。」というエラーが出てできなかったのでやらなかった。
以降、手順通りでうまく行った。
- メニュー -「ツール」-「オプション」でオプションのダイアログを開き、「デバッグ」-「全般」で、
- オプションのダイアログの「デバッグ」-「シンボル」
- 「シンボル ファイル (.pdb) の場所」に新規で "https://referencesource.microsoft.com/symbols" を追加
- 「シンボル サーバーからシンボルをキャッシュするディレクトリ」として適当な (存在する) ディレクトリを指定
- 「シンボルが手動で読み込まれるときのみ上記の場所を探す」は、ここではオンにしておく
- デバッグを開始する。
- 適当なところで、
- メニュー-「デバッグ」-「ウィンドウ」-「呼び出し履歴」から「呼び出し履歴」ウィンドウを表示する (Ctrl+Alt+C でも可)
- 「呼び出し履歴」の中の .NET Framework 部分に当たる適当な行で右クリックし、ポップアップ メニューから「シンボルの読み込み」をクリック
- ライセンスに関する規約に同意するかどうか聞かれるので、"Yes" と答える
- 読み込みに成功すると、「呼び出し履歴」のその行をダブル クリックすることで、.NET Framework のソースコードにジャンプできるようになる
- 次に Ctrl+Alt+U で「モジュール」ウィンドウを開く
- ソースコードの .NET Framework の呼び出しのところで、ステップ イン (F11) をすると、シンボルが読み込み済みのモジュールであればそのソースにステップ インできる
- 毎度手動でシンボルを読み込む場合は、上記の通りであるが、オプションのダイアログの「デバッグ」-「シンボル」-「シンボルが手動で読み込まれるときのみ上記の場所を探す」をオフにしておけば、キャッシュ用のディレクトリにシンボルが自動で読み込まれ、必要なときはそこを参照するようになるため、毎度手動でシンボルを読み込む手間が省ける。